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軽井沢は東京から日帰りで行けるリゾート地
軽井沢は夏休みに行く避暑地、というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし、夏に限らず、週末や平日の一日で軽井沢の四季折々の魅力を味わうことは十分可能です。
このブログでは、軽井沢にまだ行ったことのない方や軽井沢観光の初心者の方を対象として、限られた時間を密度濃く過ごすためのヒントをシェアすることを目的としています。
軽井沢は箱根よりも早く着く
軽井沢には新幹線が通っています。そのため、東京駅から新幹線で一時間強(70分)で到着することが出来ます。
ロマンスカーでの新宿―箱根間(84分)よりも短時間で着く、と聞くと意外に思われる方も多いのではないでしょうか。
日帰りの女子旅・ママ友旅にお勧め
軽井沢への日帰り新幹線旅行は、特に女性にお勧めです。
というのも、車での日帰り旅行は、ドライバーにとって体力的にも大きな負担です。また、高速で渋滞が生じた場合には到着時間も読めなくなってしまいます。
新幹線なら出発や到着の時間が読めるので、お子様連れのママ友同士の旅行にもお勧めです。
限られた時間を密度濃く過ごすには
軽井沢には観光スポットが数多くあります。それこそ二泊三日でも三泊四日でも足りない位です。
ですが、そうした軽井沢の魅力を凝縮して楽しめるスポットがあります。それが今回お勧めする、中軽井沢にあるハルニレテラスです。
ハルニレテラスとはどういう所?
軽井沢駅から車や無料シャトルバスで西へ移動すること約15分。中軽井沢エリアは、軽井沢らしいお洒落な雰囲気と自然とが融合した魅力的なエリアです。
■施設情報はこちら(GoogleMapリンク)
このエリアを開発した、星野リゾートの世界観が見事に表現されています。
中軽井沢の中でも、ここハルニレテラスには、渓流沿いのウッドデッキにお洒落なショップや、レストランが建ち並びます。
天然酵母を使用した美味しいベーカリー、信州の素材を活かした和洋中のレストラン、スペシャリティコーヒーを提供するカフェ、お洒落な雑貨店、温泉施設「トンボの湯」等々。
性別を問わず幅広い年代層が、ここハルニレテラスで思い思いに軽井沢の休日を楽しむことが出来るのです。
ハルニレテラスをお勧めする理由
私がハルニレテラスをお勧めする理由は3つあります。
①軽井沢の有名な店舗が一か所に集まっている
ハルニレテラスには、軽井沢ご当地の有名な店舗が一つのエリアに集まっています。
また、そうした店舗やスポットを巡って散策することで、木々に囲まれた軽井沢の自然を満喫出来てしまうことも、ハルニレテラスをお勧めする理由です。
②軽井沢から無料で移動できる
軽井沢駅南口から星野リゾート行の無料シャトルバス(約15分)があります。
軽井沢の観光スポットは駅から距離が離れているため、車で来ていない人には移動が大変というハードルがあります。しかし、ハルニレテラスには無料バスが通っているので是非利用しましょう。
③一日で回りきれたという充実感がある
軽井沢プリンスショッピングプラザとの一番の違いはここかもしれません。
ハルニレテラスは16の個性的なショップやレストランが入っています。旅行の前に以下の紹介記事に目を通してみて下さい。
ハルニレテラスで行きたいお店を事前にリストアップすると、日帰り旅行の大きな予定コース(ランチはどこにするか、スイーツをどこで楽しむか等)やタイムスケジュールを描くことが出来ます。是非ご活用ください。
なぜ軽井沢ショッピングプラザを勧めないのか?
軽井沢の有名スポットというと、むしろ軽井沢ショッピングプラザの方が有名かもしれません。200店を超えるテナントが広大な敷地に展開されている言わずと知れた観光スポットです。
私自身、何回も足を運んで数多くの買い物もしています。しかし、なぜ軽井沢ショッピングプラザを勧めないのかというと、アウトレットモールには「軽井沢ならでは」が少ないからです。
もちろん軽井沢らしさが全く無いわけではありません。軽井沢の名産品を取り扱う店舗や、軽井沢の有名な飲食店もテナントとして入っています。
しかし、軽井沢とは何の関係もないブランドショップが大多数を占めているのです。そもそもアウトレットモール自体が、そういう所ですよね。
軽井沢ショッピングプラザの広大な敷地面積と緑の多さは全国有数の規模を誇ります。また、犬を飼っている方にドッグラン施設も充実していてお勧めです。
そうした過ごし方もリゾート地である軽井沢の楽しみの一つです。しかし、私は決して醍醐味ではないと考えます。
お気に入りのブランドショップがテナントとして入っていて、かつセール期間中であれば、覗いてみる価値は十分にあると思います。
注意点としては、セール期間外であればネットショッピングの方が安いということも多くあるので気を付けて下さい。
ハルニレテラスを含む星野エリアの紹介
軽井沢駅からの無料シャトルバスは地図の赤字で記載されている場所に停まります。星野エリアは大きく3つに分けられます。
軽井沢星野エリアマップ
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ハルニレテラスHPより引用
1.ハルニレテラス
2.温泉エリア
3.ホテルエリア
今回のブログで取り扱うのは1.と2.のエリアです。(ちなみに3.も大変お勧めなのですが、文量の関係で今回は割愛させていただきます。)
3.ホテルエリアについては、下記関連記事を御覧ください。
1.ハルニレテラス レストラン・カフェ紹介
レストラン(①~④)
①イタリアン イル・ソーニョ
ハルニレテラスHPより引用
新鮮な野菜をたっぷり使ったヘルシーなメニューが楽しめるカジュアルなイタリアンレストランです。
使用される野菜は、地元の有機野菜を中心に、毎朝シェフ自らの手で摘み採りに行ったもの。
店内入口近くに本格的な石窯があり、そこで焼かれるローマ風ピッツァは薄焼きながらモッチリとした触感が楽しめます。
イタリアン イル・ソーニョの実食レポートは、下記関連記事を御覧ください。
②そば・美酒・料理 川上庵
ハルニレテラスHPより引用
GWや夏休みには、長蛇の列になること必至の蕎麦屋です。
蕎麦と天ぷらの技術がこれだけ綺麗に揃っている蕎麦屋はなかなかありません。ここの天せいろは本当にお勧めです。
そば・美酒・料理 川上庵の実食レポートは、下記関連記事を御覧ください。
③中国家庭料理 希須林
ハルニレテラスHPより引用
身体に優しい中華を掲げており、化学調味料や油の使用を極力控えた料理は飽きのこない味わいです。
ついつい食べ過ぎてしまうのですが、使用している油が良いのか決して胃にもたれることはありません。
街中華とは一線を画す洗練された美味しさで、季節限定のメニューにも思わずチャレンジしたくなります。
中国家庭料理 希須林の実食レポートは、下記関連記事を御覧ください。
④ベーカリー&レストラン 沢村
ハルニレテラスHPより引用
時間をかけて発酵させた天然酵母のパンが種類豊富に揃っているベーカリー&レストランです。ワインビストロのような作りの店内で、肉料理等の食事も美味しくて人気があります。
モーニング、ランチ、カフェ、ディナーの全ての時間帯でも幅広く利用できるのも心強いですね。(モーニングは季節によって提供していない場合があるため、事前確認要)
沢村 旧軽井沢店の実食レポートは、下記関連記事を御覧ください。
カフェ&スイーツ(⑤~⑦)
⑤菓子処 和泉屋 傳兵衛
ハルニレテラスHPより引用
「和泉屋 傳兵衛」は、伝統的な和菓子に加えて、信州の素材を使用した和洋菓子を提供するお店です。
私のお勧めである「軽井沢ころころくるみ」(130円)は、胡桃・アーモンド・ピーカンナッツを蜂蜜でまとめ、シナモンの効いた皮で包んだ風味豊かなお菓子。信州名産の胡桃が贅沢に使用されていて、職場へのお土産にも最適な一品です。
⑥ジェラート HARVEST NAGAI FARM
ハルニレテラスHPより引用
ジェラートは、永井農場直送の新鮮なミルクと、その日に採れた野菜や果物でその日販売する分だけを毎朝手作りしています。
定番メニューと季節限定メニューの中から、夏季は10〜14種類、冬季は7〜10種類のジェラートやソルベが日替わりで提供されます。
色素や保存料も無添加で、ここでしか味わえないジェラートを楽しむことが出来ます。
ピスタチオ、アスパラ、塩ミルク、巨峰、ピュアミルク
⑦ブックス&カフェ 丸山珈琲
ハルニレテラスHPより引用
スペシャリティコーヒーを数多く紹介する珈琲店で、個性豊かな世界各地の高品質コーヒーを楽しめます。
ハルニレテラス店ではブックストアも併設しており、本を手にとりながらゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。
丸山珈琲店本店の実食レポートは、下記関連記事を御覧ください。
「1.ハルニレテラス」と「2.温泉エリア」を結ぶ散歩道
「1.ハルニレテラス」と「2.温泉エリア」を結ぶ渓流沿いの歩道は散歩にぴったりです。
湯川のせせらぎを聞きながらコルク敷きの歩道を歩くと気分が晴れやかになるのを感じます。
2.温泉エリア
とんぼの湯
ハルニレテラスHPより引用
1914年に開湯し、北原白秋や与謝野晶子も親しんだ歴史ある温泉。弱アルカリ性でとろみのある湯は「美肌の湯」として知られています。
ヒノキと十和田石で作られた内湯と、小豆島の花崗岩が連なる露天風呂で源泉かけ流しの湯を楽しめます。
村民食堂
ハルニレテラスHPより引用
店舗名は堀辰雄が小説の中で軽井沢を「美しい村」と呼んだことに由来しています。現地軽井沢の季節の素材をひと工夫した定食や一品料理が味わえる和食のカジュアルダイニングです。
日帰り旅行の注意ポイント2点
以下の2点を意識すると、軽井沢への日帰り旅行が一層充実したものとなることでしょう。
①事前の計画性
・行きたい店舗のリストアップ
ハルニレテラス公式HPのショップ・レストランを確認して、「絶対に行きたいお店」を一つ二つ選んでおきましょう。
欲張りすぎるとせわしくなってしまうので、「ここだけは」という所だけ選んで、後は当日の雰囲気に任せる余裕を持つのがポイントです。
・移動手段の調査
軽井沢駅南口から無料シャトルバスが出ています。行きと帰りの時刻表を事前に確認しておきましょう。
ピークシーズンやオフシーズンによって時刻表が変わる場合があるので注意が必要です。
・予算のメリハリ
豪華ランチを楽しむのか、ホテルブレストンコートでのアフタヌーンティーを楽しむのか等、「メインイベント」を決めて予算にメリハリを付けるようにしましょう。
現地はリゾート地特有の「魔力」に溢れていますのでご注意を!
②気温対策
・春秋は特に要注意
避暑地である軽井沢の夏は東京と比べて冷涼ですが、春や秋は思いのほか寒いのでご注意下さい。
画像引用元:ホテルブレストンコートHP「よくある質問」
特に夕方は急に冷え込みます。旅行に行く前後の日の天気予報は必ず時間帯別の気温変化を確認した上で、服装をコーディネートしてください。
まとめ
新幹線を利用すれば東京から軽井沢まで1時間強です。東京駅発は6時台からありますので、日帰りでも現地滞在は十分に確保することが出来ます。
そして、軽井沢の魅力を凝縮して楽しめるハルニレテラスというスポットもあります。
まずは一度、軽井沢という高原リゾートの休日を思い思いに体験してみては如何でしょうか。
軽井沢の魅力を楽しめるのは夏だけではありません。
5月の新緑、10月の紅葉のシーズンも、澄んだ空気と自然の美しさを満喫することが出来ます。
ただ、7月や8月の軽井沢はとても混み合います。
せっかく東京を離れて非日常感を味わえるリゾート地へ来たのに、バス移動もまるで通勤時と同じとなれば心を休ませることもままなりません。
そこで、私は、混み合うシーズンを少し外して訪れてみることをお勧めします。
まずは日帰りで一度旅行をしてみて下さい。
次は一泊したいなと思わせる魅力が軽井沢にはあります。
このブログを読んで下さった方が、一人でも多く軽井沢の魅力に気付いて頂き、これから何度も訪れたいお気に入りの場所にして貰えたらこれ以上の喜びはありません。