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育児をすれば家事は進まず。。
子育て中のママは、家事に育児に毎日が目の回るような忙しさですよね。
子供の面倒を見ながら、夕食の献立を考えたり、買い物に行ったり、お料理をしたり。
なんて、予定通りに出来るはずがありません!
家ではぬいぐるみ遊びの相手役を言い渡され、洗濯物を畳みながら対応していると、「気持ちが全然こもってない!」と鬼演出家もビックリのダメだしを受ける始末。
近所のスーパーに買い物に行けば、カートを自分で押す押さないで買い物の前にまず一悶着。
家に帰ってきて、録画した子供向け番組を見せつつ料理を始めると、包丁の音や炒める音がうるさいと文句を言われる理不尽さ。
これではママの笑顔はすっかり無くなってしまいますよね。
子育てママの味方、作り置きメニュー
そこで、今回の記事では、忙しいママの強い味方になってくれる「作り置きメニュー」をご紹介したいと思います。
第一回目となる今回は、圧力鍋で大量に作れて冷凍保存が可能な作り置きレシピとして、①ミートソース、②チキンカレー、③ポタージュの3点をご紹介します。
我が家では週末に夫婦で作って、家族で使用する1回分をフリーザー容器やジップロック袋に入れて冷凍しています。
どれも子供も大人も喜ぶ美味しさで、なおかつ野菜をたっぷり摂れる一押しメニューです。
この記事は、圧力鍋をお持ちの方のみならず、圧力鍋をまだお持ちでない方も対象読者層として書いています。
「圧力鍋調理」と「冷凍保存」は、子育て家族を強力にサポートしてくれる心強い味方です。
具体的なメリットをしっかりお伝えしていきますので、どうか最後までご一読下さい。
一人でも多くの方に、圧力鍋のメリットと冷凍作り置きの便利さを知って頂きたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
圧力鍋で調理するメリット
圧力鍋で調理するメリットは、「時間」と「光熱費」の両方を節約出来る点にあります。
以下、私が感じている圧力鍋での調理するメリットを具体的に4点記載します。
・加圧の間に、次の作業が出来る
フライパンで炒めたり焼いたりしている間は、箸でかき混ぜ続けたり、焼き色に応じて火加減を調整する必要があります。当然、加熱調理している間は他の作業は出来ません。
無理に並行して別の作業を進めると、焼き過ぎて真っ黒になってしまうことも。。
圧力鍋調理では、材料を切って鍋に入れたら、火力を最大にして鍋に圧力がかかるのを待ちます。
この間にも別の作業が出来ますし、加圧したらキッチンタイマーを押して、また次の作業や片付けが出来るのです。

・安定した仕上がり
圧力鍋の調理では、中身の状況をいちいち確認せずに鍋に全てお任せ出来ます。
お肉の火の通りにムラがあったり、焦げてしまうこともありません。
料理の完成時間が読めること、そして調理を失敗しないのでリカバリーに時間を取られないこともメリットです。
・加熱時間が短い
一般的にシチューやカレーは、鍋でことこと長く煮た方が美味しいとされています。
しかし、その分ガス代や電気代もかかってしまいます。
一方、加圧された鍋の中は、110~120℃の高温となり、普通の鍋で調理する場合の1/3~1/2の時間で出来上がります。火を止めても、鍋の中では沸騰状態が続いているので、つまり、光熱費を節約できるのです。
・素材のうまみが逃げない
普通の鍋では、長く煮こんでいる間に湯気と共に素材の香りや旨味も飛んでしまいます。
しかし、圧力鍋では蓋がしっかりと密閉されています。
そのため、素材のうまみと香りが逃げていかないのです。
冷凍保存のメリット
続いて、冷凍保存をしておくメリットをお伝えしたいと思います。
作り置きメニューを1食分冷凍しておく便利さは、例えるならば、忍法「分身の術」を習得するようなものなのです。ニンニン。

先程、育児と家事の2つを同時並行して処理することが如何に無理筋かを書かせて頂きました。(半端なぬいぐるみ遊びで鬼演出家以上に叱責されるくだりです)
身体は1つなのに、育児と家事の2つを同時並行なんて予定通りに出来るはずがありません。
そこで、助けてくれるのが「以前の私」です。作り置きしてくれた「以前の私」が分身になって、今晩の夕食の一品を助けてくれるのです。
「以前の私」が救ってくれるのは、調理の時間だけではありません。子供の世話をする時間や献立を考える時間をも救ってくれるのです。
それでは大変お待たせしました。①ミートソースの作り方をご紹介します。
①ミートソースの作り方
私はクックパッドのこのレシピを参考に、人参・マッシュルームを加え、ハーブ類やパセリを除いて作成しています。
https://cookpad.com/recipe/3662937
直近は、ひき肉は800グラムで作りました。
一時期、宮崎県都城市のふるさと納税返礼品で、冷凍の豚うで肉スライスが大量に届いていたので、フードプロセッサーを使って家でひき肉を作ってはミートソースを作っていました。(冷凍スライス肉をぶつ切りにしてフードプロセッサーを回すと、うまい具合にひき肉ができます)
初めて作る場合は少量で作成して、通常レシピから足す材料と引く材料を決めてみて下さい。私は、パスタの上にスライスチーズを乗せて、ミートソースの上に乾燥タイムをかけて食べるが好きです。(妻と子供はハーブが苦手なので鍋には入れません)
作るうえでのコツは、3点あります。
①ひき肉の脂やアクをしっかり取り除く
ひき肉を炒めたときに出る脂やアクを、しっかりと取り除くことがとても重要です。フライパンの上でキッチンペーパーを重ねて吸いとると便利です。
しっかりと取り除くと、冷凍保存しても風味が変わらず(酸化せずに)美味しく食べることが出来ます。出来上がりの味に最も差が出る重要ポイントです。
②赤ワインはフルボディがお勧め
使用するワインは安いもので十分です。ただし、カベルネ・ソーヴィニヨン種のような渋みのあるワインの方が、野菜と肉の旨味をまとめてコクを出してくれます。
③大量の野菜はフードプロセッサーにお任せ
以前TV番組で、女性タレントさんが「野菜をみじん切りをしている時間は無心になれてリラックス出来る」と言っていました。しかし、多くの方はそうではないはずです。
フードプロセッサーを使用した方が簡単に早くできるのでお勧めです。
忙しいときの夕食に、解凍してスパゲッティやペンネにかけるだけで、野菜たっぷりミートソースが美味しくいただけます。
ミートソースの簡単アレンジ料理
2つご紹介します。
①ペンネグラタン
グラタン皿や耐熱容器に茹でたペンネを敷く。ミートソースをかけて、ピザ用チーズをのせてオーブンや魚焼きグリルで焼くだけ。
②ミートソースピザトースト
食パンにミートソースを塗り、スライスチーズをのせてトーストする。
子供用に切り分けたいときは、トーストする前に予め食パンを切っておくと便利。いつもの朝食が少し贅沢になります!
②チキンカレーの作り方
圧力をかけて加熱するので、野菜が煮崩れせず美味しく仕上がります。
大ぶりの人参を頬張ると強い甘味が感じられます。是非、材料をいつもより大きく切って鍋に入れてみて下さい。
ただし、ジャガイモは冷凍すると風味が悪くなってしまうので、入れないほうが良いと思います。
【材料(4人分)】
鶏もも肉
2枚
塩、こしょう
各少々
玉ねぎ
1個
にんじん
2本
サラダ油
小さじ2
水
2カップ
カレールー
100グラム
カレーの恩返し(カレースパイス)
適量
1
鶏肉に塩、コショウを振る。
2
玉ねぎは3cm幅のくし切りに、にんじんは一口大の乱切りにする。
3
フライパンにサラダ油を熱し、中火で1を炒める。肉の色が変わったら玉ねぎを加え、透き通るまで炒め合わせる。
圧力鍋に移し、にんじんを加えて分量の水を注ぐ。蓋をして強火にかけ、圧力がかかったら弱火にして3分加圧し、火を止めて自然放置する。
4
(子供用には、3の一部を別の鍋に取り、子供用のカレールーを加えて仕上げる。)
(大人用は)カレーのルー、カレーの恩返しを3に加えて溶き混ぜる。
写真が無いことに気付いたので、撮影してアップします。
③ポタージュの作り方
圧力鍋で加熱すると、野菜は繊維質まで柔らかくなります。野菜を沢山摂れるので、栄養満点です。
今回は、カボチャ、ホウレン草、ゴボウのポタージュの作り方をご紹介します。
南瓜のクリームスープとゴボウのポタージュの作成レポート記事を作りましたので、下記リンク先から是非ご覧ください!
それでは、各レシピをご紹介します。
ⅰ)南瓜のクリームスープ
https://www.k-shop.co.jp/recipe/214/
ⅱ)ほうれん草のポタージュ
https://www.k-shop.co.jp/recipe/224/
ⅲ)ごぼうのポタージュ
https://cookpad.com/recipe/1852677
滑らかな触感に仕上がるのは、圧力鍋ならではです。
この料理の頑張りどころは、ブレンダーでしっかりとかき混ぜることです。
味見をしながら、納得できる舌触りまで持っていきましょう。
調理の注意点・圧力鍋のデメリット
圧力鍋を使用すると、大量かつ効率的に調理を行うことが出来ます。まるで小さな給食センターのようです。
しかし、調理をする上での注意点やワンポイントアドバイスをお伝えしたいと思います。
・フードプロセッサーは是非欲しいアイテム
圧力鍋は、フライパンとは比べ物にならない程、大量に料理を作ることが出来ます。
しかし、その分、使用する野菜も大量となるため、効率的にカットする必要があります。
そこで、お勧めするのがブレンダー機能付きのフードプロセッサーです。
これ1台あるのと無いのとでは、野菜のカットからポタージュの撹拌までの仕事効率が段違いに変わります。
ミートソースを作る際には、玉ねぎ、セロリ、にんじんを数十秒×数セットで全てカットしてくれます。
ポタージュを作る際には、お店で食べるような滑らかな舌触りに変えてくれるのです。
我が家では、ブラウンのハンドブレンダーを使用しています。以下の写真のようなフードプロセッサー容器が付いているセットがお勧めです。
引用元:ブラウン社HP
我が家で使用しているのは、2013年に購入した旧いモデルですが、未だに現役で頑張ってくれています。
・炒める場合は別途フライパンを使用
圧力鍋のレシピ本では、圧力鍋を利用してシチューやカレー等の材料を炒めるように記載されていることが多いです。
しかし、圧力鍋はテフロン等でコーティングされていないため、焦げが付きやすく取れにくいのです。
そのため、私は、材料は別のフライパンで炒めてから、圧力鍋に入れるようにしています。
洗い物は一つ増えますが、その方が結果的に早く洗い物を終えられるのです。
経験から得られた一工夫なので、皆さんにシェアさせて頂きます。
・重量がとにかく重い
圧力鍋に肉、野菜、水が入ると、10キロ近くの重量になります。女性にはかなりの負担だと思います。両手でしっかりと持つようにしましょう。
また、運ぶ際は、安全のため水平な着地点を決めて予め鍋敷きを敷いておくようにしましょう。
鍋の移動やフードプロセッサーの作業を、夫と二人で分担出来るとより効率的に作業が進みます。
最後のまとめ
圧力鍋を使用するメリットは冒頭に書いた通り、「時間」と「光熱費」の両方を節約してくれます。
そして、冷凍保存のメリットは、忙しいときに心強い即戦力になってくれることです。
しかし、一番お伝えしたいのは、何よりも料理が「美味しい」ということなのです。
玉ねぎやカボチャ等の野菜が特売だったときにまとめ買いをして、週末に作り置きをしてみてはどうでしょうか。
一旦まとめて作って冷凍しておけば、疲れて料理をする気が進まない日の保険メニューとして精楽的に楽になります。
そして、まだ圧力鍋やハンドブレンダーをお持ちでない方も、一度家族会議を開いて貰いたいと思います。
私達が使用しているのは、フィスラー社4.5Lの製品ですが、購入して良かったと思っています。(私が圧力鍋で作ったビーフシチューを食べて、私の実母はその美味しさに驚いて購入しました。)
先程、Amazonで商品を見たところ、私が購入したときよりもかなり値段が安くなっていて驚きました!
圧力鍋には他にも活用レシピがあります。今後もご紹介していきたいと思います。
子育ては今日も続きます。一緒に頑張っていきましょう!