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旬のフルーツは朝食にぴったり!

美味しいフルーツを食べると、心も身体も元気になりますよね。
旬の果物を通じて四季を感じることは、日常の幸せの一つではないでしょうか。
でも、果物の旬の期間は、本当に短く、しかも、傷みやすいのです。
せっかく値段も手頃になってまとめ買いしても、途中で傷んでしまうこともよくあります。
果物を長く楽しむ保存法3選!
そこで、今回の記事では、果物の旬の美味しさを長く楽しめる保存方法をお伝えしたいと思います。
その保存方法とは、次の3種類になります。
①フルーツ酢
②シロップ漬け
③ジャム
「作るのが面倒そう」と思われた方もいらっしゃるもしれません。
でも、意外に簡単に出来て長く楽しめるのです。
普通、フルーツを食べるには、直前に皮を剥かなければなりません。
しかし、①~③は、皮を剥かずに食べたいときにすぐに食べられるのです。
それでは、それぞれ作り方をご紹介していきます。
①フルーツ酢の作り方
「氷砂糖」と「お酢」という2つの材料があれば、旬を迎えた果物の美味しさを冷蔵庫で1年間楽しむことが出来ます。(③のジャム作りのところでも紹介しますが、レモン酢を作っておくとジャム作りもより簡単に出来ます)
レモン酢

■レモン酢の作り方
https://kumiko-jp.com/archives/92600.html#toc-3
我が家では、風呂上がりにレモン酢ソーダを楽しむために冷蔵庫に炭酸水が常備されています。

カルピス原液に足して、カルピスレモンソーダとして飲んでも、とても美味しいです。
クエン酸補給にぴったりです。
※レモンを皮ごと漬けるので国産無農薬のレモンを選びましょう
金属はお酢に弱いので、保存容器はガラスとプラスチックの容器を使用するようにしましょう。
この容器は、電子レンジでも使える耐熱ガラスでできているので、作ってそのまま保存もできて便利です。
輪切りで漬けてあるレモンの輪切りは、豚肉のネギ塩炒めに入れても美味しいですよ。

りんご酢

■りんごのフルーツ酢(ミツカンHP)
http://www3.mizkan.co.jp/sapari/menu/cook/recipe/index.html?id=268&uiaid=268
酸味が美味しいレモンには純米酢でも十分美味しいのですが、より甘い果物の場合はミツカンのりんご酢を使うのがお勧めです。
密閉容器であれば、冷蔵庫で1年間保存できるのも嬉しいですよね。
②シロップ漬けの作り方
我が家で作るのは、梅シロップとジンジャーシロップです。
梅シロップ

今年は梅シロップ(梅2kg+氷砂糖2kg)を2回作ってしまう程、大人気でした。しかも、作り方はとても簡単なのです。
■梅ジュースの作り方
https://www.kishu-baien.co.jp/recipe/umejuice.htm

洗った梅を一度冷凍させて漬けた方が細胞壁が壊れてエキスが早く出るのでお勧めです。

冷凍するメリットは、他にもあります。
自分の好きな時期に漬けられるのです。
梅の完熟度合いに追われて作業するのではなく、自分の手の空いた時に漬けられるのです。
この梅シロップも炭酸で割って飲んでみて下さい。
この甘酸っぱさと爽やかさは、手作りならではの美味しさです。
一つ注意点があるとしたら、「氷砂糖が溶けたらすぐに梅を出した方が美味しい」という点です。
梅酒は長く漬けて寝かせた方が美味しいのですが、梅ジュースは苦みを出さないように早く梅の実を出しましょう。
炭酸水以外にも、日本酒で割ると飲みやすい梅酒のようになって美味しいです。
ジンジャーシロップ
生姜と砂糖を同量で煮るだけで、簡単に美味しいジンジャーエールを楽しむことが出来ます。
■ジンジャーシロップの作り方
https://macaro-ni.jp/44842
夏場は炭酸水で割って楽しめます。
冬場には紅茶にひとさじ加えると、とても温まります。
ジンジャーシロップは2度美味しい
ジンジャーシロップが役に立つのは、飲み物を飲むときだけではありません。
シロップ部分と生姜部分の両方が楽しめるのです。
生姜は、みりんと醤油を足すと「生姜焼きのタレ」に変身します。

生姜を刻んでも良いですし、フードプロセッサーですりおろしても美味しいです。
豚の角煮をするときや、魚の煮つけの時にもそのまま使えるので、とても便利です。
いざ料理を作ろうとしたときに「生姜を買い忘れた!」という時ありますよね。
そういう時も、生姜のシロップ漬けがあれば、スーパーに買いに走らなくても大丈夫なのです。
③ジャムの作り方
完熟した果物は、本当に美味しいですよね。
とても美味しいのですが、食べごろは短く傷みやすいのです。
そこで、ジャムにすると完熟の美味しさを永く食卓で楽しむことが出来るのです。
■基本のジャムの作り方
https://www.cuoca.com/articles/jam/
美味しいジャム作りには、レモン果汁が欠かせません。
レモン果汁に含まれる「ペクチン」と「クエン酸」が大活躍してくれるのです。
「ペクチン」は、糖や酸と一緒に加熱されることでゼリー状になり、とろみが出ます。
「クエン酸」は、素材の色をワントーン明るくし、爽やかな酸味が素材の甘味を一層引き立てるのです。
ただ、ジャムを作るためだけに、レモンをわざわざ1個買うのは少しもったいないですよね。
そこで役に立つのが、①で作ったレモン酢です。
レモン酢の中に、レモンの「ペクチン」と「クエン酸」がたっぷり溶け込んでいるのです。
「え?ジャムにお酢?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
お酢の成分である酢酸は揮発性なので、鍋に入れればジャムに風味が残ることはありません。
(ジャムを作っている時には、部屋中に酢の匂いが充満するのですがご安心ください)
最後の仕上げにレモン酢を入れた後、一度煮立たせたら出来上がりです。
今年は、キウイ、ラ・フランスでジャムを作りました。


ヨーグルトに少し乗せれば毎朝の朝食にもピッタリです。
スプーン一杯で果物の香りが口いっぱいに広がります。
さいごに
ご紹介した果物の保存法は意外にシンプルだったのではないでしょうか。
酢や砂糖を使用することで、果物が一番おいしいときの風味を長く楽しめるのです。
昔の人たちの知恵って偉大ですよね。
食べ物を保存するというと、すぐに思うのは冷凍保存かと思います。
しかし、水分を多く含む果物は冷凍保存だと食感が変わってしまいます。
今回ご紹介した保存法は、「果物の瑞々しさ」まで楽しめるのです。
旬の時期に砂糖やお酢に漬けてしまえば、あとは水で薄めるだけ、ヨーグルトやパンに乗せるだけですぐに美味しく頂けるのです。
食べる前にいちいち果物の皮を剥く必要もありません。
忙しい子育て家庭の冷蔵庫にこそ常備しておくと便利です。
詳しい作成方法もリンク先でお知らせしておりますので、是非一度作ってみて下さい。