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2月に台湾へ行って大失敗!旧正月で飲食店が閉まってる!?
結論から申し上げますと、台湾へ3世代で食い倒れ旅を目指して行ったら大失敗した、という顛末記です。
今回の記事では、1月~2月に台湾への旅行を計画されている方が事前に一読されると役に立つ情報をお届けします。
元々は、実母のJALマイレージが10万マイル貯まったので、3世代で初台湾へ行こうと計画されたものでした。
JALのマイル特典航空券で飛行機の予約を取ろうとするも、5名分の往復チケットということもあり、予約は難航しました。
およそ2ヶ月、JALマイレージクラブの予約画面をほぼ毎日確認し、ようやく他の方の予約にキャンセルが発生して、2月の往復便を5名分手配することが出来たのです。
ガイドブックを購入して、ホテルも何とか手配して、現地の観光名所やレストランを調べて旅行日程を立てるなど順調に準備を進めていきました。
レストラン予約が出来ないって、どういうこと?

ところが、JCBプラザコールセンターで複数のレストラン予約をお願いするも、「予約が全く取れない」という事態に遭遇しました。
予約が取れない理由は以下の2点がある、とのことでした。
①旧正月休暇期間のため、閉店している
②繁盛期である旧正月期間のため、予約は受け付けない
いずれにしても、台湾旅行には不向きの時期だった、ということはよく分かりました。
改めて見ると、ガイドブックにも、旧正月期間中は公的機関も含めて閉まるので気を付けて、と確かに書いてありました。
ただし、旧正月の時期は、毎年1月末から2月中旬の間で揺れ動くため、日本のように「大晦日と正月三が日」のように期間が明確ではないのです。
九份でガイドを担当してくれた台北出身の方によれば、台北の飲食店で働いている方々は地方出身者が多いそうで、旧正月休暇には田舎に帰って家族と過ごすのが一般的なのだそうです。
そのため、台北市内の個人経営の飲食店の殆どは、旧正月の大晦日から数日は閉店してしまうとのことでした。
また、台湾で「無休」というのは年中無休というわけではなく、「曜日の決まった定休日がない」という意味だったりするそうです。
確かに日本でも、年末年始は個人経営の飲食店は閉まるのが殆どですよね。
今思うと、JALのマイル特典航空券で飛行機の予約が取れたのも、旧正月を避けた方々がキャンセルをしたためだったのかもしれません。
到着初日の夕食はまさかのルームサービス、旧正月元旦の朝食はコンビニおにぎりと食パン!!
あろうことか台湾到着初日が旧正月の前日(大晦日)となってしまった私達ですが、この危機的状況を傍観していたわけでは決してありません。
JCBプラザコールセンター経由での予約に失敗した我々は、宿泊予定のホテルコンシェルジュとメールで連絡を取ることにしました。
食事にありつくのが一番難しいと言われた大晦日の夕食を何とかしようと、コンシェルジュの方に事前に相談をしていました。
しかし、結果は撃沈。
ホテルは、MRTと呼ばれる鉄道の駅の近くだったのですが、近くの飲食店はパン屋も含めてことごとくシャッターが閉まっていました。
結局、到着初日(大晦日)の夕食は、ホテルのルームサービスになりました。
■五目焼きそば
■牛肉炒飯
■蝦雲吞スープ
■海鮮粥
■フルーツ盛合せ
そして翌朝(お正月の朝食)は、台湾のセブンイレブンで買ったおにぎりと食パンをかじることに。。
外食できず、ホテルに缶詰状態になってしまいましたが、唯一の救いはホテルの部屋に置かれていた中国茶とコーヒーが美味しかったことでした。
旧正月である春節に行って良かった点もある
かなりの負け惜しみですが、春節の時期に台湾へ行って良かったこともあります。
それは、空港、ホテル、デパート、寺院等がお正月飾りで華やかに飾られていて異国情緒を感じられたことです。
「福」の文字が逆さまになっているのは、中国語で「倒」と「到」の発音が同じことから、「倒福(福が逆さま)」=「到福(福が訪れる)」という意味を表すことによるものです。
春節気分を味わえたのはお正月飾りだけではありません。
また、元旦のランチを食べた圓山大飯店では、台湾の獅子舞と記念撮影することが出来ました。


日本と同じく、頭を獅子舞にかじられると福が舞い込むようで各テーブルを回ってご祝儀を貰っていました。

圓山大飯店では、ロビーでも胡弓の生演奏(これは毎日開催)がされていたり、内装や外装も見どころがあって、ホテルというよりも観光スポットのようでした。

大晦日の夕食で浮いたお金を2日目以降のランチに軍資金を投入出来て、結果的に充実したグルメ旅になりました。
台湾へ1月~2月に行くなら気を付けるべきこと
天候編
・その日の天気によって気温が大きく変わる
<参考データ>2月平均気温:台北16.5℃、東京5.7℃
台湾は南国のイメージが強いかもしれませんが、冬場は当然冷え込む日もあります。
しかし、その日の雲の量によって気温がかなり上下するので、注意が必要です。
日中は半袖でも良い日もあれば、夕方から長袖でも肌寒くなる日もあるため、長袖の防寒着はあった方が良いです。
現地の方は、ユニクロのライトダウンを愛用している方が多かったのが印象的でした。

写真は2月の台北市内の公園の様子です。この日は少し肌寒く、現地の方も冬着でした。
なお、ガイドの方曰く、ユニクロは、ZARAやH&Mよりも少し高級なブランドイメージがあるそうです。
台湾人にとってユニクロはちょっとしたステータスとのことでした。
・日本より雨が多い
<参考データ>2月平均降水量:台北170mm、東京56mm
少し曇ってきたなと思うとぱらっと通り雨に降られることもありました。
4泊5日の台湾旅行の中で、通り雨1回、日中に雨天だった日が1日という感じでした。
折り畳み傘を持ち歩くことをお勧めします。
ちなみに九份は、海に近く山もあるため、1年のうち約300日が雨です。。
タクシー料金編
・春節特別料金
大晦日から10日間程度、初乗り料金が20台湾元加算されます。
タクシーメーターに「春節」の文字が表示されていました。
私達が行った時期はまさしくこのタイミングでした。
しかし、特別料金だったとしても日本よりも安いので、大人4名幼児1名の移動には大変重宝しました。
その他あると便利なグッズ(季節問わず)
持ち物編
・ウエットティッシュ
食事の前に手を拭いたり、口元を拭ったり、テーブルを拭いたりと何かと便利です!
屋台で食べ歩きするときには必需品ですね。
レストランではおしぼりが出てくることが多いですが、喫茶店や中国茶のお店では出てこない場合があります。
・ポケットティッシュ
場所が違えばトイレ事情も異なります。
日本ではトイレットペーパーの備え付けは当たり前ですが、台湾では必ずしもそうではありません。
そのため、ポケットティッシュは常に持ち歩くようにしましょう。
また、古いトイレだとトイレットペーパーが流せないこともままあります。
個室に入ってゴミ箱が用意されているトイレは詰まってしまうため、ペーパーを流してはいけません。九分の公衆トイレはこの形式でした。
お手洗いは、ホテルが一番清潔です。出発する前には必ず済ませてから出るようにしましょう。
・ホテルのリーフレット・タクシーカード
観光や食事が終わってタクシーで帰ろうとする際に、行き先を中国語で伝えるのは難しいと思います。
そうした場合に、ホテルのリーフレットを見せると、「分かった」とジェスチャーしてくれてスムーズにホテルへ帰ることが出来ます。
さいごに
台湾では、伝統的な行事は旧暦で行われるため、祝祭日も毎年変わってしまいます。
博物館の開館時間や、デパートの営業時間にも影響がありますので、旅行の日程を計画される際は、事前にご確認ください。
せっかく楽しみにしていた飲食店にウィークデーに足を運んだのに、祝日の営業時間で閉まっていたなんて残念ですからね。

旅には思わぬアクシデントはつきものですし、軽度のハプニングならむしろ思い出に残ること間違いなしです。
安全性等の最低限の下調べは怠らず、スケジュールをあまりパンパンにせずに組み立てて貰えたらより余裕を持って楽しめるのではないかと思います。
これから旅行を計画しようとされている方が、台湾の魅力を満喫されることを楽しまれることをお祈りしております。